違法薬物の何が問題?
興味があるので書いてみます。
記事の前提としては
僕は薬物否定派。
違法のものは理由がどうであろうと違法。
の立場です。
後を絶たない薬物所持と逮捕のニュース
最近ではスノーボードの国母、女優の沢尻エリカの報道で
僕のSNSのタイムラインも薬物に関するツートが多くあがってきているように感じます。
その中でも以前と違って目にするのは
「肯定派」の主張。
他人に危害を加えることはない。日常生活に影響はない。
みたいなのをわりと目にする様な気がします。
まぁそれは実際に使用した人の体験とその当人の相性みたいなのもきっとあるし
使ってないひとには一生わからない疑問なので、この話は置いておきます。
今回考えてみるのは
「違法のものが流通する社会」が問題になっているのでは?という部分です。
なのでこの記事で
薬物つかっても沢尻エリカ超絶美人のままじゃん!じゃあ、別にどっちでも良いや!みたいな
ノリで行く前に一回考えてみてくれたら良いのかなって思います。
・薬物とは
まず薬物には種類が数多くあります。
正確には含まれる成分を指しますが一般的な名称で言うと
お酒
煙草
危険ドラッグ(脱法ハーブなど)
大麻
コカイン、ヘロイン、MDMA、覚醒剤 その他もろもろ
みたいに大きくは分かれてます。
・日本で許可されているのは
お酒、煙草
・法の穴を突いていたちごっこしているのが
危険ドラッグ(脱法ハーブなど)
・以下は違法。
大麻、コカイン、ヘロイン、MDMA、覚醒剤etc
*大麻だけに関しては使用ではなく所持が違法です(大麻所持法)
とにかく日本では
お酒、煙草以外は違法!
と思ってください。
それぞれの社会との関わり方を見ていきましょう。
・お酒
・煙草
法のもとに管理されていて民間企業が製造・販売している。
そのどちらも個人での製造販売は禁止されています。
酒造法
たばこ事業法(これは栽培に明記はないが販売の際必ず当てはまるやつ)
そのどちらにも言えることは
- 国の審査や検閲があり、一定の管理がされている。
- 国の税収の役割を担った産業としての立ち位置がある
- その一手を担った大企業が存在する
と言ったことがわかります。
要点は長きにわたり、国のルールのもと管理がされていることです。(まぁどちらも身体には害ですが、、、)
煙草・お酒を買う
→
・税収が得られる
・販売企業にお金が入る
・販売店の売上につながる
・下請けの製造業にもお金が入る
・次の新しい製品を作ることができる
というサイクルが基本的に出来ていて
お金の流れが透明化されています。
多くの企業が一連のサイクルに関わるので簡単には
悪いことは出来ない仕組みが整備されてるとも言い換えられます。
一方で
他の薬物はどうでしょうか。
大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、覚醒剤etc
もちろんですが前提が違法なので
製造販売に国は一切関わってないです。
ですので品質や成分、価格全てにおいての法整備はありません。
管理がされてないモノって実際結構やばいことが多いです。
つまり一定水準以上の知識がないと
自分が何を使っているのか、何を服用しているのかも分からないってことです。
コカイン・覚醒剤・大麻の写真探してきましたが
見たこともなければ、どれがどれとか分からないと思います。
僕の知識も写真でしか知らないですし
実際はもしかしたら違う形をしているのかもとも思います。
あと知識があったとしても現物をみて成分などを見抜ける専門性とかも必要です。
出処も不明です。
- どこの国から来たのか。
- 誰が作ったのか
- 何を混ぜたのか
- 買うために支払ったお金はどこへ行くのか
一番やばいのが調べても分からないっことなんですよね〜
自分の力で分かるのは効能ですが
使ってみないと分からない、、まぁ言うなればモルモットです。
- どこの国からきたのか
薬物の種類によるでしょうが日本で製造ってことは稀だと思ってます。
仕入れてくる方が労力掛からないのではないかと思います。
- 誰が作ったのか
無理ですね。多分分からない。知り合いの〇〇が研究を重ねて作りやがったぜ!みたいな
奇跡おきないと、、、。
企業も絡んでないと思うので難しいです。
- 何を混ぜたのか
成分的な意味です。
粉とか結晶とかに一緒に何か混ざってっても正直言って泣き寝入りだと思います。
警察の押収のニュースなども見る限りは販売もグラム単位でやってる感じがしますね。
もし売り手の気持ちになれば分かることですが、
仕入れが大変、数グラムで高い利益が出る。って条件なら、迷いなくカサ増し考えると思います!
しかも成分をくまなく調べられることもなく、
薬物ソムリエみたいなやつが多くは居ないとなれば、
まぁ適当なことしててもいいか。っていう売り手は居るでしょうね。
- 買ったお金はどこへ行くのか
詳しくはわかりません。いい方向に流れていかないことは確実と思います。
よく聞く話では反社会的組織に流れるって言いますね。
分かることは、
・税収はゼロ
・企業利益も無し
・違法のものを取扱う界隈でお金がサイクルしている
だからこそ国は力をあげて検挙をするし
これでもかと報道するしって事なんじゃないでしょうか。
国が作り上げてるお金の流れとは別に、サイクルが生まれていることは
日本っていう国を維持することにかなり負の要素になっていると思います。
ここまで読んで
「大麻はそんなことないぜ。」みたいに安心しきってるひともいると思いますが、
安心することなかれ。結構やりたい放題出来るって聞いたことあります。
ただ、まだマシな点もあります。
・出処がわかる可能性がある
栽培が容易です。タンス栽培で捕まるニュースがあるくらい。
友達の〇〇が作ったパターンがあってもおかしくないです。
輸入先も分かりやすそうな気がします。
海外では合法の国もあるので、だいたいはそこからの流れでしょう。
・情報が多い
海外では法整備のもとで使用許可されてるところもあります。
実は大麻と言っても総称なだけでその数は無数にあります。(たぶん1000種以上とかだった気がする)
種類によって効能も変わります。なので海外では
大麻の名称を検索したらどんな効果と副作用があるのかが説明されているアプリなんかも普通にあります。
・合法な場所がある故に情報開示も積極的に行われている。
・インターネットの普及でそう言った情報も容易に手に入ると言ったところですね。
でも結局日本での使用はもちろん違法です。
やめといた方がいいです。
理由は先述の薬物とほぼ同じです。
- お金の流れがわからない
結局違法なので、誰のために支払って手に入れているお金か分からないです。
国と経済のためには1ミリもなってないです。
- 何混ざってるか分からない
海外では合法にして法整備することで、これを防いでる狙いがあります。
簡単に栽培できるって言いましたが、混ぜものも可能です。
服用してるものが大麻とおもってたら、その大麻の成分は他の薬物のものも混じっていた、、、
なんてことも可能みたいです。
これがゲートドラッグ(他の薬物使用への入り口)っていわれる由縁のひとつと思います。
麻は生命力の強い植物です。
馬鹿みたいに種類が多いのは、原産の違う大麻同士でどんどん掛け合わせができるからです。
日々野菜を食べるときにオーガニックか?みたいな話がありますが
植物なので逆のこともできます。成長過程に薬漬けにすることも可能という記事も目にしたことがあります。
もちろん見た目に変化もなく、
でも気付けば、わけのわからないものを手にしているなんて
ことも普通にあってもおかしくないです。
結論になりますが、
違法のものは良くない
お金の回り方がすごく悪い
使いたいなら日本出ればいい
これに尽きると思います。
日々手にしている嗜好品は
身体に悪いとはいえ、法整備で守られていることは
大事なポイントだと思います。
今回視点では
依存性だったり、身体の害などは触れてませんが
百害あって一利なしであるのはわかると思います。
薬物は求めなければ日常生活で手に入らないものです。
みんな長生きしてくださいね
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